週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

雪の中の小屋で


山友たちとのクリスマスパーティーを11月末にして以来、小屋に来るのは約2ヶ月ぶりになる。

週の半ばに気温が高い日があったせいか、この日は気温が低かったにもかかわらず路面に雪がない所も多く、快適ドライブで小屋に到着。




思っていたより積雪は多くなく(雨が降って雪が締まったようだ)、1m強というところか。








小屋に到着すると、彼はいつものように玄関までのアプローチを作り、テラス上の雪除け。そして 薪小屋の屋根に積もった雪も降ろす。

その間、私は薪ストーブに火を入れたり、食事の準備をしたり・・・





窓辺で雪景色を眺めながらランチしていたら、ご近所Mさんの車が通るのが見えた。

秋にお会いした際「後期高齢者になったから」という話をされていたので、雪除けするのも大変だろう・・・と スコップを担いでM家に向かう。

でもちょっと遅すぎたようで、私達が訪問した時にはすでに除雪は終わっていた。

「コーヒー飲んで行ってください」
せっかくのお誘いなので、お言葉に甘えてM家の半外テラスに。




建物の南側にあるこのテラス、まるで温室のように暖かい。
奥様が入れてくださったコーヒーをいただきながら、歓談タイム。




夜はご近所のTさん(姉)を招いて小屋で夕食。(T家妹はこの日はお仕事のため不参加)

メニューは、サバ水煮缶のトマト&デミソース煮込み、カットポテトのチーズ焼き、キャベツ&オニオンのサラダ、クリンソウのフランスパン(クリームチーズをつけて)。
そしてTさんが持ってきてくれたリンゴとヤーコンのサラダ・チーズ入り。

3人での食事は久しぶり・・・


翌日は朝から雪が舞い、外のエサ台には雪が積もっている。
雪の季節、鳥のエサ台はずっとこんな感じである。






彼が室内で新しいエサ台を作っていた。どうやらテラスに設置するらしい。
「そんな場所に設置して、鳥さんたち 見つけてくれるのかな・・・」




エサ台を設置した後は庭に出て、雪の重みから枝を守るために部分的に雪吊り。

 

少し早めに帰宅準備をしていたら、少し離れたところをサルの小さな群れが移動していくのが見えた。
「最近、サルが多くなった」とご近所の方々が話しておられる。

湿地側では今までもよく雪上にサルの足跡をよくみたが、山側にある小屋周辺では あまりみかけなかった。

でも、ここ2〜3年かな、小さな群れを見かける機会が増えた。




移動していくサルたちの中の数匹が小屋の近くまでやって来た。
そして木に登って新芽を食べていた。




細い枝を掴んで端から順に新芽を食べているようすは、ちょっとせつない。
冬は食べるものが乏しく、新芽や木の皮をかじっている。これではお腹がいっぱいになることは ないだろう。

そして新芽を全部たべられてしまった小枝、春に新しい葉を伸ばすことはできるのだろうか。

雪深い地域の冬は、野生の動物にとっても、植物にとっても、長くて辛い時期である。

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