週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

花の季節がやって来た


ゴールデンウィークに満開の桜を迎えた裏庭周辺、その後いろいろな花が咲き始める。






5月の第3週末、小屋の近くにある大木は真っ白な花で覆われていた。
いよいよ本格的な花の季節到来である。






小屋のすぐそばにあるウワミズザクラも、花をつけ始めていた。

ここ数年、老木のためか随分弱った感が否めないが、それでも頑張って花を咲かせてくれるのがうれしい。


小屋建築後すぐに植えた赤花モクレン、毎冬の雪被害でちっとも大きくなれないが、今年はたくさんの花を咲かせている。






「この冬は木全体が雪に埋もれていたので、動物に新芽をかじられずに済んだね」








地面では小さなスミレやフデリンドウが咲き、そしてカワトンボも舞い始めた。
カメラを持って庭で過ごす時間が多くなる日々・・・





それから一週間後の5月最終週末、前庭は黄色いタンポポに埋め尽くされる。






「ゲーキョ、ゲーキョ、ケケケケ」

陽が射してくると森から大合唱が聞えるのも、この時期ならでは。
声の主はカエルではなく『エゾハルゼミ』






春から初夏に季節が移っていくことを感じさせる森の風物詩。

小屋を建てている時に初めて知ったハルゼミ、毎年この大合唱を聞くと いつも当時のことを懐かしく思い出す。

気温が高くなると、雨が降る度に植物は成長し、草丈もぐんぐん伸びる。

ということで 本格的に庭作業の開始。









庭の片隅で少しずつ増えている可憐な自然の草花たち・・・
チゴユリ、スミレ、ホウチャクソウ、マムシグサ etc
残したい草花は刈り取らないように気をつけながら作業する。








この時期は花を愛でるだけでなく、朝早く庭をゆっくり歩けば、葉脈から水を放出するこんな美しい植物の姿も見ることができる。





心にゆとりをもたらす、初夏の裏庭・・・

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