週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

心躍る花の季節、6月



6月第2土曜日、朝起きて窓の外を見ると、最初に目に飛び込んできたのは真っ白な花。ヤブデマリが美しく咲いていた。




前夜は遅く小屋に入ったのでわからなかったが、初夏を告げる花たちが次々に咲いているようだ。

繁殖力が強く、あちらこちらでツルを伸ばして木々に巻きつく厄介者のフジも、この時期だけは「美しいな・・・」と思ってしまう。でも裏庭では随分退治されてしまったけれどね。





高い朴の木も白い花。そろそろ終盤のようだが、こんなに多く咲いているのを見るのは初めてかも・・・





初めてといえば、ドウダンツツジもこんなにたくさんの花。
冬に雪が少なかったせいなのかな。それとも木がそれだけ大きくなった?





5月後半から大合唱をしていたハルゼミのシーズンもそろそろ終わり。






雨が降り、気温も高くなってくるこの時期は、草木もよく伸びる。








彼はここに来る度に草刈りに励む。(庭が終われば、ご近所の道路脇も・・・笑)





彼が草刈りをしている間に、私は庭にある朴の若葉を摘んで「朴葉寿司」作り




小屋の前では、人気物件の巣箱に入居したシジュウカラのカップルが、今や子育て真っ最中。親鳥はエサ運びで忙しそうだ。





親鳥はエサを持って巣箱に入り、出るときはヒナのフンをもって飛び立つ。
巣箱の中には何匹のヒナがいるのかな・・・





 


それから2週間が過ぎた6月第4週末

巣箱で子育てをしていたシジュウカラの姿はない。すでにヒナの巣立ちを終えているようだ。
周囲の木々からは時々金属的なヒナたちの声も聞こえる。これからも無事に生きてほしい。

庭では、前回美しく咲いてたヤブデマリやフジはすでに散って、ヤマボウシやエゴの花が咲き始めている。






6月は雨の季節だが、次から次へと花が咲く心踊る季節でもある。
そしてこの時期にしておきたいこと、それは新しい植物を庭に植えること。




やまあじさい




しもつけ(京鹿の子かも?)




ほおづき




えごの若木


冬が長い裏庭では木々の成長はゆっくり。
小さなエゴの木が花を咲かせるのは、いつのことだろうか。その頃私達は生きてるのかな・・・
そんなことを考えながらの庭づくり(笑)。




今年、ブルーベリーにはいつもより多く実がついている。
植えてから10年、雪の被害を受けながらも木が成長したということだね。


6月末、予報は「大雨」週末である。
土曜日の朝、曇り。




カメラを手にして彼は庭の茂みに目を凝らしている。


 

探しているのは小さなトンボたち。この時期恒例、彼のお楽しみ・・・笑。




一方、私は庭の草取りをしたり、
食べ頃のワイルドストロベーリーを摘んだり(ジャムにするとおいしい)、


 

ここ数年立派になってきたニラを摘み、「ニラギューザ」を作ってみたり・・・




田舎暮らしはやることがいっぱいあって楽しい♪

でも翌日は朝からずっと雨・雨・雨、、、、小屋脇の通路はせせらぎに。






そのせせらぎ近くには、雨が似合うキショウブ。外来種なので増え過ぎないように気を付けているが、花が咲くとちょっとうれしい。

雨で色濃くなった庭を眺めて過ごすのもよいが、外仕事ができないこんな日は室内掃除をいつもより念入りに・・・笑。


庭の隅にある小さな池からは相変わらずモリアオガエルの声が聞こえてくる。
池の上に張り出た枝にはいつくかの白い塊。






毎年モリアオガエルが産卵するので見慣れた光景だが、やっぱりここで卵を見つけるとうれしい。


 

数年前には空梅雨で池が干上がってしまったので、その年の繁殖は多分失敗に終わったと思う。それも自然の成り行きなのかもしれないが、今年は無事にオタマジャクシからカエルに育ってほしいね。

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