週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

友人たちと黄葉の裏磐梯に


「いつまで元気でいられるかわからないけれど、もう一度紅葉時期に小屋に行ってみたい。」

そう話していた父が、10月最終週末に友人達と一緒にやってきた。

金曜夜に父たちは岳温泉「宿・花かんざし」に泊まり、私達は翌朝宿へ迎えに行った。




8部屋しかない小さな宿で、お部屋の雰囲気も良さそうだ。

「和室とツインベッドルームが縁側でつながっているから、友人たちと泊まるにはちょうどいい」と父。

私達が宿に着いた時は、ちょうどみなさん朝食中。
朝からたくさんのお料理で「もうお腹いっぱいだわ」と笑顔。




夕食には松茸も出たそうで、みなさん満足の宿だったようだ。


宿を出た後は、ご婦人たちの希望で「安達太良山ロープウェイ」

例年ならここの紅葉は終わっている頃だが、今年は遅れ気味なので山麓付近はまだ見頃。

昨日は大雨だったし、今朝も曇りの予報だが、青空が少しずつ広がってきた。




「それに、こんな機会でなければ、ここのロープウェイに乗ることなんて絶対ないものね」

安達太良山は何回か登っているが、ロープウェイは使ったことがないし、多分今後もここの登山にロープウェイ使うことはないだろう。




山頂駅からは青空の下を歩いて、薬師岳パノラマパークへ。
たまにはこんな観光も悪くないよね・・・笑。

来年90才になる父、以前と比べると山道での歩きが若干不安そうだが、それでも頭も体も元気なのがうれしい。




(薬師岳・バノラマパーク)


昼食は山都まで移動し、『やまびこ』の天ざる。




ここでは天ざるを注文すると、サービスで「饅頭の天ぷら」が付いてくる。
もちろん、大阪のみなさんにとっては初めて経験。




「お醤油をつけると、かぼちゃの天ぷらみたいになりますよ〜」


午後は、会津若松の『鶴ヶ城』




雨がパラついてきたので天守閣からの展望はあきらめていたが、周囲の山々も望めたし、色づき始めた眼下の庭も楽しめた。




「少し雨に降られたけれど、大降りにもならずに良かったね・・・」

 

27日は、大内宿へ。



有名観光地になった今、日本だけでなく外国からの観光客も多い。
客の呼び込みをする店もあり、昔のような素朴な雰囲気はなくなりつつある。




でも、変わらぬ光景もあってほっとする。




「ここに来たら、やっぱり名物の『ねぎそば』でしょう!!」




でも自分たちは、ざるそばを注文しているけれどね・・・笑。

雨が降るかと思っていたが、傘の出番もなく一日が過ぎる。




大内宿からの帰路は、磐梯山ゴールドラインで黄葉を眺めて・・・

 

最終日(28日)は晴天。




テラスには晩秋〜早春限定のエサ台があり、ヤマガラ、ゴジュウカラ、コガラなどがヒマワリの種を求めてやってくる。



(エサ台に来たヤマガラ)

そんな小鳥たちを見たり、庭の黄葉を眺めたりしながら、テラスで朝食前のコーヒータイム。


 

室内で朝食を食べた後、大阪隊は帰路につく。



(AM10:00 小屋を出発)


JR郡山駅に向かう前に、桧原湖を一周して景色を堪能。






今年の紅葉は遅れ気味だけでなく、暖かい日々のせいで鮮やかさがない。
「本来はもっと美しいのに・・・」とちょっと残念。

桧原湖ドライブの後は五色沼(毘沙門沼)を訪れて、少しだけ散策。

台風19号や金曜日の大雨など天候不順のせいもあってか、観光客は少なめのようだ。




遠路わざわざ来てくださった客人に楽しんでもらおうと、ついついハードなスケジュールになってしまった。もっとゆっくり自然を満喫してもらう方法もあったのにね。

でも、とりあえず黄葉を眺められたし、小屋でキツネに出会えたし、桧原湖畔ではカモシカも見れたし、それなりに自然を感じてもらえたのかもしれない。

次回は木々の緑が美しい季節に、のんびりリフレッシュに来てくださいね♪

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