週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

コロナ自粛のGW


2020年、ゴールデンウィーク。
今年は4月29日が水曜日なので、連休は5月2〜6日のみ。

コロナ禍による緊急事態宣言中でもあり、今回はその連休を小屋でひっそり誰にも会わずに過ごすことした。

5月2日、朝6時前。
外から、ガガガッ、ドドドッ、と音と振動が伝わってきた。

窓の外を見ると、彼が小屋の冬囲いを外している。

コロナ自粛もあって、4月はあまり小屋に来れなかった。だからテラスは冬囲いに覆われたまま。




春から秋にかけては、小屋の朝はテラスでのティータイムから始まる。
そのために冬囲いを取り払って庭を眺められるように・・・ということらしい。




連休初日、春はまだこれから・・・という感じで少し寒々しい雰囲気。




緑の少ない庭を眺めながら、今年初めてのテラスでティータイム。


 

自粛GWなので、今回の連休は庭作業をメインに過ごす。

昨年から気になっていた折れ枝を切り落としたり、、、


  

木に施してある雪吊りを外したり、育ててきた小さな木を移植したり・・・


 

冬の間に屋根からの落雪で毎年被害のある石積みを修復。


 

庭作業はやろうと思えば限りなくすることがあるし、時間はあっと言う間に過ぎる。

 



毎日少しずつ庭が緑に覆われていくようすは、季節の移りが目に見えて楽しい。

この連休はとても暖かく、朝晩もストーブがいらない。






暖かい陽気で、2日の朝にはまだ蕾だった桜はたった3日間で満開になった。




カツラの小さな新芽と満開の桜が夕日に照らされる庭をテラスから眺めるのは至福の時。




  

誰にも会わない自粛連休だが、もちろん楽しみだってある。

GW恒例の草餅作りや天ぷらで春の味覚を味わったり、、、




エサ台にやって来る常連さんや巣箱で子育て中の鳥を眺めたり、






庭にやって来る渡り鳥を見つけ観察したり、、、(「2020GWの鳥たち」)




新緑の森に歩きに行ったり、、、(「新緑を求めて、いつもの森へ」)


 

残雪が少なかったせいか、水芭蕉は誰かに(クマさん?)に食べられてちょっと寂しい感じだが、桜が例年ない程美しく、木々の芽吹きと共に心豊かな休日を過ごすことができた。



( 2020.05.09 ヤマブキが咲く)


街で暮らしているとコロナ自粛は疲弊感をもたらすが、ここでは静かでゆったりした気分と平穏な時間を得られる。

ここに小屋があって良かった・・・と、改めて思った2020年GW。

 

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