週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

新緑を求めて奥会津へ


「せっかくのGWなんだから、どこか行きたいところがあれば言ってね」

2025年GW前半、小屋で外作業をしている時に彼が言った。
その時は「特にないけどね」と言っていたが・・・

4月29日、朝から雨。

こんな日は外作業もできないし、、、とドライブすることに。




行き先は、奥会津。

金山町まではよく行くけれど、もう少し足を延ばして只見まで。

途中で柳津町を通るので、いつものように「あわ饅頭」を買う。
ついでに車中のお供として「茶饅頭」も購入。

斎藤清美術館にも寄った。

この美術館、窓からの景色も素敵。




今回は小屋に飾る絵が目的。




印刷物だけどね。




金山町の霧幻峡まで移動。

茶饅頭でちょっと一服。




祝日だけど、あいにくの雨だから霧幻峡の渡しを楽しむ人はいないのかな?

その後、新緑でパステルカラーに染まった春の山々を眺めながら只見町へ。

奥へ進むほど季節は逆行し、残雪量も少しずつ増えてきた。



春の訪れが遅い只見ではまだ桜が満開。

古民家の庭、土手沿いなどでたくさんの美しい桜を見ることができた。

雨が降っていたので、桜や新緑の写真が撮れなかったのが残念・・・




新緑の中で山桜がちらほら咲いているのが見れればいいかな・・・と思って出かけてきただけに、満開の桜は予想外でとてもうれしかった。

奥会津はいつも私達の期待を裏切らない魅力的な田舎である。


只見町に着いたのはちょうどお昼頃だった。

雨降りでちょっと寒いけれど、会津でお昼をするなら「ざる蕎麦」でしょう!

行ったお店は『八十里庵』。




窓から見えるのは残雪の里山。




渡って来たばかりと思われる数羽のオオルリが飛び交っていた。

そんな穏やかな景色を見ながらお蕎麦が出てくるのを待つ。




注文したのは「季まぐれセット(1100円)」
天ぷらと小鉢がついたお得なセット。




春一番、この時期の天ぷらは
「行者にんにく、ふきのとう、こごみ、車麩、ゆべし」

小鉢として「甘酢漬けふきのとう、漬けわらび、大根とこんにゃくの煮物、山椒漬にしん」、デザートとして「自家製ゆべし」が付いている。

珍しいものがいろいろ並び、目でも舌でも楽しめる。

地元食材、親切な価格、気取らない応対など奥会津らしさが出ている。

美しい景色と地元の味、やっぱり奥会津に来て良かったね・・・

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