週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

冬の暮らし


週末、仕事を終えてから裏庭へ向かう。
近づくにつれて積雪が増えていく。




「小屋の周り、どのくらい雪が積もっているかな〜?」
車中で交わすいつもの会話。

雪景色を楽しみながら、しばしドライブ・・・




そして 小屋に 到着。

小屋の前面道路までは除雪がされている。
さすが雪国、ある程度降ると除雪車が出動する。

だが 裏庭に到着して、待っているのは 雪除け作業。




道路は 除雪されていても、敷地内に車を停めるには雪除けして駐車スペースの確保が必要である。




小屋玄関まで歩いてたどり着くにも、長靴を履いて雪かきスコップ片手に 雪を掘り堀り前進しなければならない。

雪国の生活は 大変なのだ・・・




前夜裏庭を横切ったウサギの足跡がくっきり残っている。




外気温は 氷点下。しばらくぶりの小屋は すっかり 冷え切っている。

小屋の中に入り、最初にするのは薪ストーブの 火入れ。


 

大きなヤカンに水をたっぷり入れて、ストーブの上にかける。
お湯がシュンシュン沸くようになる頃、小屋内部も 暖まりはじめる。




晴れている日は、まだ残っている小屋づくりの作業をしたり、外遊びに出かけたりして過すが・・・

 

荒れ模様の日や夜は日頃できない手芸をしてみたり、本や雑誌を 読んだりして
のんびり過ごす。

午後3時を過ぎると、外気は一気に 冷え込み始める。




夕食後は 音楽を聴きながら、各々が好きなことをしている。

就寝時には、薪ストーブで沸かしたお湯が活躍する。
「湯たんぽ」である。






もちろん文明的な「電気毛布」も完備しているが、温暖化防止の省エネで「湯たんぽ」復活!

都会育ちの私、最初は湯たんぽをバカにしていたが、今やすっかりファンの一人に・・・。

おかげで、ベッドの中は朝までヌクヌク〜。

冬の朝は遅めの朝食から始まる。

ベートーベンの『田園』と窓の外の雪景色が今朝のおかず・・・




朝食の後片付けが終わる頃、除雪車がやって来る。
前日積もった路面の除雪である。


 

その後に待っているのは、除雪車が道路脇に積み上げた雪の塊を取り除く作業だ。

一通りの朝作業が終わったら、天候を見ながら外遊び。
散歩だったり、スノーシューだったり・・・

冬の午後は早く暮れる。
だから帰宅する日は、遊びも午前中で終わり。

天候が悪くならないうちに、路面が凍らないうちに帰路に着く・・・
もちろん、小屋の戸締りや水道の凍結防止もしっかりしてからね。

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