週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

スローに流れる時間




1月末の週末、天気予報は雨か雪。
小屋に到着した時も、雨から変わった雪が降っていた。




こんな日は、薪ストーブの前でおとなしく過ごすのがいい。




私は窓からの雪景色を 楽しみつつ、以前から保留になっていた浴室カーテン作り。



「カーテン作り」と言えばカッコイイが、留守中の日除け用なので布を単純に縫い合わせるだけ。

ミシンで縫えば簡単にできるが、小屋でのんびり手縫いするのが遊び感覚で楽しい。




そして彼は、ストーブに時々薪をくべながらCDを聞いている。





静かでのんびりした時間である。

私達は小屋にテレビを置いていない。
テレビがなくても、ラジオがあれば必要な時にニュースなどの情報は得られる。

夜、小屋の外は静寂の闇。
少し控えめに灯りがついた小屋の中にいると、なぜか心が落ちつく。

たとえ音楽がなっていても、テレビがないここには静かでゆったりとした空気が漂っている。

日常を持ち込まない特別な空間、それが私たちが望む小屋暮らし・・・




翌日、雪はチラホラ程度だが風がとても強く、テラスの「てるてるてる坊主」はロケットのように飛んでいた。




屋根からは定期的にザ〜ッ!と雪が滑り落ちる音がする。
落ちた雪は軒下にうず高く積み上がる。

彼は雪がやんだちょっとの合間を見つけて外へ出た。




ザクッ、ザクッ、ザクッ! 「男は黙って、雪かき〜!」




そして、雪のない地域から来週訪ねてくる友人をお迎えできるように、雪の階段&通路も修復!


その頃私は・・・薪ストーブの上で彼のために暖かいデザートを準備。




シナモンパウダーをふりかけ、アイスクリームを添えたら・・・
「はい、ベークドアップルを どうぞ!」





窓から外を眺めていたら、風が少し弱まったみたい・・・。

「ちょっとお散歩に行ってくるネ!」
「しょうがない、付き合ってやるか〜」

そういう彼も 笑顔で うれしそう。
長靴履いて 二人でお散歩に 出発〜!








帰りに、ご近所に住むTさんに声をかけた。
「小屋で一緒にお茶しない?」



そして、本日の締めくくりは ・・・アフタヌーンティー

Tさん持参のダッチオーブンを薪ストーブ上に置いて、おしゃべりしながら待つこと30分。




オーブンから出てきたのは、シンプルだけれどおいしくてヘルシーな「そば粉ケーキ!」

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