週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

除雪作業は経験?それとも性格?


冬、小屋は雪の中に埋もれる。




しかし前面道路までは除雪されるので大助かりである。


土曜日の午後、小屋に到着して前面道路から小屋玄関まで彼が通路を確保した頃、雪煙とともに除雪車が やってきた。



今日はロータリー除雪車、迫力があって何回見ても飽きない。

雪で狭くなった道路を車のすれ違いができるように、除雪車は何回も往復しながら 幅を広げている。

「やっぱり除雪は年配者でないとダメなんだよね〜」

同じ除雪作業でも人によってその成果が異なり、「代が変わって若者になると除雪が下手!」とはよく聞く話だ。

でも今日は作業が上手で丁寧。
「毎回この方に作業をお願いしたいわね〜」






ヒーローのように私達の注目をあびながら、蒸気機関車ようなロータリー除雪車は 小屋の前を通り過ぎて行った。




除雪車が去った後、道路脇には垂直の雪壁。


そのきれいな壁には3段のステップと小屋へ続く通路。






こちらは、いつものように彼が作ったもの。




彼は雪をきっちり切り取って除雪するので、壁にはまるで石積みのようなスコップの跡。

「わぁ〜、さすがですねぇ。階段だけでなく、石積みのようなこの壁〜!!」
「いつものことネ。これ、性格かな〜?」

ご近所のTさんと私は 通路の出来栄えに感心しつつも、顔を見合わせて笑ってしまった。

「雪除けはこれくらいきちんとしなきゃダメなんだよ〜!」

除雪作業は誰がやっても同じかと思っていたけれど、経験と性格が顕著に現れるものなのネ。

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