週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

緑の季節


6月、小屋は緑に包まれる。




朝、窓の外から聞こえてくる鳥たちのさえずりで目が覚める。

小屋暮らしは一年を通していろいろな楽しみがあるが、6月が一番魅力的かもしれない。


今年も裏庭にあるウワミズザクラが満開になった。






「サクラ」という名前から受けるイメージとは少し異なるが、小さな花が房状にたくさん咲くので木全体が真っ白になり、とても美しい。

秋には小さな実をたくさんつけて小鳥たちの糧となる、裏庭にとって大切な木だ。


朝食はもちろん テラスで・・・



小鳥のさえずりをBGMにし、ウワミズザクラを眺めながらいただく、ちょっとだけ お花見気分の朝食。

朝食後、私は双眼鏡を片手に、彼はカメラを持って近くを散策。




キビタキ・オアジ・ホオジロなどの美声の持ち主を 眺めたり、翅が美しい小さなカワトンボを追っかけたり、、、童心に返る自由な時間。


午後、庭仕事を していたら 、西から黒い雲がやってきて突然の大雨になった。




パラパラパと大きな音を立ててヒョウも降った。

変な天気だ。

こんな時は気分を変えて、小屋でのんびり・・・
ソファに腰掛けて彼は山野草の本を眺め、私は刺繍をして過ごす。




窓から見る緑もいい雰囲気。


天気はなかなか回復しそうにない。
外仕事はあきらめて、少し早めに夕食準備。

お庭で採れたウドとフキを使って・・・



今夜のメインは『ウドの天ぷら』と『フキと豚肉の炒め煮』

フキは「収穫した」というより、庭の草刈で彼がバッサバッサと刈り取っていくのを後ろで私がちょこちょこ拾い集め、太くておいしそうなものだけを選んで調理。

「春の味がして おいしいわね〜」

ワラビも少し収穫できたけれど、一晩のアク出しが必要なのでおあずけ。


春の味として、もう一つ忘れてならないのがコレ、、、『草餅』



裏庭で伸びはじめたヨモギの柔らかい新芽だけ摘んで作った草餅だから、香りがとってもGood !!



「香りを楽しむなら、きなこが一番ね!」

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