週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

イタリア料理講習会の日


「わぁ〜おもしろそう〜。参加する、する!!」

「今度小屋でイタリア料理講習会をするけれど、興味ある?」という私のメールに二つ返事の山仲間KOさん。
会うときはいつも 山歩き、でも 山以外のことで楽しんでもいいんじゃない?

今回のお料理講習会、生徒はKOさんと私の二人、そして講師はご近所のTさん。

Tさんは最近、イタリア料理をプロのシェフから習ってきた。
それを知った私がTさんにお願いして、今回の料理講習会開催となった。


今回も、前回に引き続きKOさん一人で小屋に来た。
ご主人のREさんは 最近 お仕事で 忙しいらしい。




朝はいつものようにテラスで朝食。




メニューは・・・
彼女持参のパンと ジュース、ハーブ&チーズ入りのスクランブルエッグ、裏庭産パンダ豆入りのサラダ、初秋の果物・巨峰。

前回 一緒に行ったきり、どこも歩いてないのよ」
山歩きが大好きな 彼女、やっぱり散歩程度でもいいから歩きたいようだ。


「それならば、買い物ついでにちょっと寄り道はどう?」

今回の料理講師Tさんの提案で、やって来ました『達沢の滝』




駐車場から滝まで「歩く」という程の距離はないが、美しい滝と涼しい気分に大満足。

帰路に石釜パンのお店に寄ったりして、観光気分も満点。

そして本日の食材を買って小屋へ・・・


小屋に戻り、宮城の山仲間SA&KI夫妻と合流、一緒にランチ。

私たちが「滝見学&お買い物ツアー」をしている間に一人で山歩きに出かけていた彼も戻ってきた。




そして男同士はテラスで山談義、その後二人はお気に入りの森へ・・・




一方女性陣は、急遽参加することになったKIさん含めて 、本日の料理講習会。
生徒さんは3人、早速下ごしらえ開始。




「あっ、ちょっと待って、記録写真撮るから〜」

KOさんと私は調理そっちのけで記録写真を撮っている。
本日飛び入り参加のKIさんは、次から次へと出る洗いもの担当、

結局、野菜を準備したり切ったりしているのは、T先生・・・

「T先生、普段 あまりお料理しないって言ってたけれど、結構手つきいいわね〜!」

 

" 高原野菜でイタリアン! "


本日の1品目は『 メディチ家風のサラダ 』

先生が刻んでいるのは ミョウガ。



「イタリアにミョウガ あるの〜?」
「まぁ、あくまで" メディチ家ふう"ですから〜」

酒の肴やサラダを作るのが得意なT先生、手際よくトントントン・・・と野菜をカットしていく。




サラダにオレンジが入るのと (グレープフルーツでもOKとか)、ドレッシングには オリーブオイルに、ビネガーではなくオレンジとレモンの果汁で酸味をつけるのが 特長らしい。

バジリコ、白コショー、そして会津の温泉から作った優しい味の会津山塩を入れて ドレッシングを味付ける。




全体的にさっぱりとしたやさしい味のサラダに 仕上がった。


2品目は『 農園風トマトソース・スパゲティ 』

タマネギ、 ニンジン、セロリ、ベーコンは小さくカットする。




続いて ズッキーニとナスも同様にカット。

ナスとズッキーニ は色と食感をキープするため、他の野菜&ベーコンとは別にして それぞれ炒める。




メイン野菜の方にトマトホール缶とブランデー漬レーズンを加えて煮込む。




ソースがいい感じに煮詰まってたら、ナス&ズッキーニを加える。




スパゲティは硬めに茹でて、ソースの中に入れて混ぜ合わせる。

ナッツとパルメザンチーズをトッピングすれば、、、




"農園風 トマトソース・スパゲティ" の 完成で〜す !!


3品目は本日のメインディッシュ『 豚ロースの高原野菜包み焼き 』

ポイントは、高原で採れるおいしいワラビを入れること。




本日のワラビは、T先生が春に近くで採ったもので、塩漬保存されていたものを塩抜きしてある。

豚肉の薄切り3枚を少し重ねながら横に並べ、そこに茹でたジャガイモとワラビ、アクセントにセージの葉も入れて豚肉で包む。






このジャガイモもセージもT先生の庭で採れたもの。だから全部、"高原産"!

上手に包めたら、粗びきの岩塩&ブラックペパーをしてから小麦粉をつける。






フライパンにオリーブオイルをしいて、外側すべてに色が着くようにして焼く。

焼いている間にソース作り・・・

バルサミコ酢に山塩とコショーを入れてしっかり混ぜる。




最後にオリーブオイルを入れて軽くまぜる。
ここで「しっかり混ぜない」がポイント!!



本日の「名脇役」たち


焼き上がったら、ポテトを敷いた上に豚肉の包み焼きをおき、セージの葉で飾る。




先程作ったソースをスプーンで軽く混ぜながら掛ける。




「これですべて完成で〜す」

 




近くの森に出かけていた男性陣も小屋に戻ってきたので、みんなでテラスで、、、イタリアンディナー!




「こんな豪華なディナーが山小屋で食べられるなんて、思ってもみなかったな〜」
男性陣にもボリューム満点のイタリアンは好評のようだ。

そして、楽しいディナーは夜遅くまで 続いた・・・




「それにしても、お酒に強い Tさん、今夜は珍しく早々と撃沈みたいだね?」(笑)

見ると、彼女の眼はなんだか 眠たそう。
「だって普段はしないことを今日はいっぱいしたんですもの・・・」(笑)

Tさんのおかげで、楽しくおいしい夜を過ごすことができた。
ありがとうね〜♪

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