週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

9月のストーブ仕事





アキノノゲシが黄色い花を咲かせる9月は、朝晩が冷え込み始め、やがて訪れる冬を感じる時期でもある。

小屋でもそろそろ ストーブの準備が必要だ。


まずは薪割り。

昨年枯れてしまった松、春に切り倒しておいたのを薪割りする。




いつもならスパーン!と小気味良い音が聞こえる薪割り、でも今日はなんだかようすが異なる。

ズンッ! ズンッ!

鈍い音をたてて、斧が年輪の間に飲み込まれる。




ズンッ! ズシッ! ズンッ!

彼は何回も斧を振り上げて少しずつ割れ目を広げ、最後は無理やり手で引きはがしている。

「う〜ん、内部がスポンジみたいになっているし、昨日の雨で湿気っていて、今日はダメだね〜」

少し割ってみたものの、大半は後日改めて・・・


そして、薪小屋の整理。

夏の間薪小屋の前に放置して乾燥させていた原木を短くカットし、太いものは割ってから薪小屋に入れる。




言うのは簡単だが、新しい薪の保管スペース確保のためには、まず基礎部に保管している乾燥薪を室内に運び入れ、その空いた場所に外の薪小屋から薪を移動する。

最後に外の薪小屋に新しい薪を詰め込んで、来年までそこで乾燥させる。

薪を持って、何回も外の薪小屋と小屋の基礎部を行ったり来たり・・・






今回割ることができなかった太い丸太は基礎部に一時保管、それでも何とか片付いた。

「今年はたくさん集めたから、2〜3年は薪の心配しなくてもよさそうだね。」


薪の準備ができたら、次はストーブのメンテナンス。

外部煙突は、二連梯子を伸ばしての高所作業。




ブラシを使って煙突をゴシゴシ、内部に付いたタールを落とす。




もちろん室内の煙突も・・・


長い冬の間大活躍してくれる薪ストーブ、今年も最初の火入れ前に一度リフレシュしてあげよう。

まず 内部の灰を取り出す。




木灰はミニ菜園で活用する貴重な肥料なので、春まで大切に保管。

ストーブ内の部品も取り外してきれいに。




掃除機で隅々の灰を取り除き、取り外したパーツを元のようにセットしたら、少しだけ灰も戻して、ストーブのメンテナンスは終了。

あとは今年最初の火入れを待つばかり・・・

薪ストーブを使うためには、薪集め・煙突掃除・ストーブ本体のメンテナンスetc いろいろ大変だが、それも「スローライフとして遊びの一つ」と割り切って楽しまないと・・・ネ。


そしてこの日、彼は煙突トップを支えるワイヤーも付け替え。




「ついでだから」と屋根鉄板トップのチェックとメンテナンス作業もしていた。

"働き者"の彼に、感謝 !!

● 「週末の小屋暮らし」へ戻る