雨の紅葉狩り

やって来る本格的な冬に備え、そろそろ小屋でも冬支度が必要である。

10月第4週末、予報では 雨マーク。
でも「小雨程度なら冬囲い作業ができるだろう」と小屋にやって来た。

だが、土曜日は早朝からずっといい降りだ。
「な〜んだ、これじゃぁ冬囲い作業できないよ」

外作業はできないが、雨の日は色づいた葉がしっとりしていい雰囲気。

黄色に染まったウワミズザクラの葉が強い風が吹く度にヒラヒラと風に舞って、とてもきれいだ。

ただ、小屋周辺の木はあまり美しく紅葉するものが少ない。

この季節、小屋から眺める紅葉だけではなんだか物足りない。
そこで、雨が少し小降りになったことだし、とりあえず外へ出かけることにした。

桧原湖周遊道路を車で走る。あいにくの天気で、紅葉も霞みがち。

それでも紅葉ポイントでは、アマチュアカメラマンたちが傘を差しながら三脚持って、各々の絶景ポイントを探していた。

「今が紅葉真っ盛りなのね♪」

" 紅葉の素晴らしさは、森の中を自分の足で歩かないとわかならい "というのが私達の持論。

磐梯山ゴールドラインの中にある『 ばや池遊歩道 』、150m程歩くと池に出る。

残念ながら池周辺の紅葉は終わっていたが･･･池へ行く途中の黄葉がしっとりして美しい。

他に人もいなくて静かだ。

立ち去りがたい場所･･･

午後からは、しっとり黄葉を楽しむもう一つのスポット、
裏磐梯高原ホテルの展望風呂『四季の湯』へ。

あいにくの雨空で磐梯山は望めなかったが、森の中の入浴気分が味わえてとても魅力的。

隣の浴室(この日は「男湯」)はもっと開けた大展望があるのだが、なぜだか私はこちらの秘湯感がとても気に入ってしまった。

もっとも、この時は男湯も女湯も露天風呂は貸切状態、静かにのんびり景色を味わえたのが大きな魅力の要素。

私たちがいつも気に入る場所は、山にしても森にしても、そして露天風呂も、やっぱり「他に人がいないところ」

人が少なくどこへ行っても貸切状態で楽しめる雨の紅葉狩り､､､

「やっぱり魅力的〜♪」