週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

春を呼ぶ?福寿草


春一番に山里を彩る黄色の花




この時期になると訪れたくなる福寿草の群生地

4月最初の日曜日、 福島県喜多方市沼ノ平を訪れた。


朝一番は青空だったのに、時間が経つにつれて雲が広がる。

「雪が降ってきそうだな・・・」

彼は空を見上げながら山里に向けて車を走らす。
少し標高があるところ場所なので、ちょうど雪雲がひっかかりそうな感じだ。

駐車場に車を停め、一応 傘を持って 群生地へ。

花はみんなちょっとだけ開いた状態で、なんとなく寂しい感じがする。






「この花は晴れていないと開かないそうですよ。
役所に電話して咲き具合を確認したら、晴れている時に来てください・・・て言われたけれど、旅の計画は前々からたてているから急に変えられないんだよね。」


一眼のカメラを手に持った年配の男性がちょっと残念そうに話しかけてきた。

パッと開かない花たちを残念に思う気持ちがないわけではないが、自然相手だから なかなか100%見頃というのは最初から期待していない。

「まぁ、これはこれで、また趣がありますよね。」




群生地の中に作られたミズバショウ池をまわりをのんびり歩いているうちに、空が明るくなってきた。

時々、太陽も顔を出す。




太陽の光を受けて、少しずつ花が開きはじめた。

 

そしてそこは・・・






花、花、花、、、




黄色い花でいっぱい。


でもしばらくすると、空から白いものが・・・




最初はちらほら・・・



そのうち本降りに。


「いい写真、撮れましたか?」
思わぬ雪にぬれながら、福島テレビが取材中。

「4月なのにこの雪、どうなってるんかねぇ」
現地で福寿草の説明をしていた地元の方も思わず苦笑い。






でも私たちは大丈夫、ちゃんと傘もって来たからね。

「雪も本降りだし寒くなってきたから、そろそろ集会所でお地元の人が打つお蕎麦を食べるかな。」

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