週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

やっと春が来た・・・





「ここにもやっと春がやって来たね・・・」

窓際で朝食をとりながら彼がつぶやいた。

「いつもより 少し残っている雪の量が多いけれどね。」
「ここで迎える何回めの春?」
「7回めかな?」


年月が過ぎるのは早い。
自然豊かな所に小屋がほしいと思っていた頃、それは実現の可能性少ない夢か、あるいは実現しても定年後のことだと思っていた。

でも「体が元気なうちに楽しもうよ」という彼の意見で、小屋建築が現実のものに。

そして、ここで迎える7回目の春。

月に1〜2度程度しかできなくても、休日の小屋暮らしは今や生活リズムの一部になった。

こんな暮らしを本当にしているなんて、今でも夢のように感じることがある。

「あの時、一歩踏み出してよかった・・・」

 

4月後半になっても裏庭には





まだまだ雪がたくさん・・・






でも裏にある小さな沢は、雪解け水でその流れもはやく




雪が解けた庭の片隅では、昨年植えたミズバショウが10cm程の小さな白い苞をのぞかせていた。

「やっぱり春だね。」


春となれば、雪囲いはお役御免。




基礎部分に設置していた囲いを撤去。
「ハイ、お疲れさま。また来年よろしく〜」

前回集めた冬に折れた枝、少し太いのものは薪用にカット。
隊長の指導を受けながら、私も久々の丸ノコ作業。




「頑張りすぎると腕が疲れるぞ〜」「大丈夫。でも腰が痛〜い」




その後彼が薪割りして、薪の片付けも完了〜!

 

もうひとつ気になっていたのは、こちらのエサ台。




冬の間にこんなに傾いてしまった。
「これじゃぁ、鳥さんたちだってきっと 居心地よくないよねぇ。」

・・・ということで、彼が手直し。




「シジュウカラさ〜ん、ゴジュウカラさ〜ん、そしてヤマガラさ〜ん!!
エサ台が快適になったから、お食事にいらっしゃ〜い♪」

でもヤマガラさんは、エサ台にあるヒマワリの種より地面に落ちたエゴの実がお気に入り。



木の上に運んで硬い殻をトントン、、、、

「あんな硬い殻のエゴより、ヒマワリの方が効率良さそうなんだけどなぁ」

 

「気になっていた春の作業ができてよかったなぁ〜」

「ねぇ せっかくの青空だし、軽〜くお散歩に出かけない?」




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