週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

春を楽しむ休日


ゴールデンウィーク後半




裏庭にやってくる野鳥を眺めつつ、いつものようにテラスで朝食タイム。

周囲の景色は新緑と言えるほど程の色づきはなく、モノトーンからパステルの世界へ移りつつある早春の気配である。

庭の片隅にあるオオヤマザクラ、例年なら連休最終日あたりに数輪の開花がみられる程度だが、前回あんなに積雪があったにもかかわらず、今年は初日に2〜3輪の花をすでに開かせている。

「今年のサクラはちょっと早めみたい。」 (嬉)

この日は朝から風は吹いているものの、暖かい日差しが心地よい。

「あれ?サクラ、随分開いてない?」

見れば、濃いピンクの蕾に覆われていた木がなんだかうっすら淡いピンクにかわりつつある。




「見ている間に開花が進んだね。」

 




前回はまだ出たばかりだった裏庭のミズバショウは、ちょうど今が見頃。

「あら、フキノトウ、育ちすぎちゃったわねぇ」




明日小屋にやって来る山友に『フキノトウパスタ』をごちそうしようと思っていたのだが・・・




最近勢力を広げつつある コゴミは新芽を伸ばしてちょうど食べ頃。
ちょっと摘んで、今日はサラダにしよう〜♪


まだまだ「緑でいっぱい」というわけではないが、
庭の片隅ではキクザキイチゲとニリンソウが白い花を咲かせ、、、






日当たりの良いところではスミレも咲き始めた。






「本格的に春になったね〜♪」

 

翌日、彼は早朝から山へお出かけ。




一人のんびり過ごす休日は、心地よい音楽を聞きながら低温発酵させたパンを焼く。
パンは明日の朝食用〜♪

ということで、ランチはパン屋さんで買った生ハムサンド。
自然の中で食べるランチは絶品!






ランチの後は、バードウォッチングを兼ねたウォーキング。




さすがに連休、いつもは静かなキャンプ場もオートキャンプを楽しむ人たちで賑わっている。

「でも、この広いキャンプ場ならまだまだゆったり感あるわね。」

 

小屋建築後、より一層自然に親しむようになり、以前から興味があった自然暮らし関係の本にも触れる機会が増えた。





単純な私はすぐに影響を受けて、自然暮らしっぽく「春の食」を楽しみたくなった。




小屋を建てた翌年に少しだけ植えただけなのに今や勢力範囲を広げつつあるアサツキと、庭の至るところにあるまだ芽が出たばかりのヨモギを積んで、、、




アサツキ酢味噌和えと草餅が連休最終日のランチとなる。

「春らしい香りがいいよね♪」

 

私達のささやかな春の宴を応援してくれるように、庭のオオヤマザクラはほぼ満開になった。






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