週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

春を味わう


朝目覚めると、外は白っぽく霧で覆われ、冷たい風も吹きつけていた。




5月半ば、今朝の外気温は5度、薪ストーブに火を入れた。

ゴールデンウィークが暖かかっただけに予想外の寒さが身にしみる。
今日は テラスでの朝食は無理そうだ。

ストーブで少し暖かくなった部屋の窓辺で、朝食をいただく。

朝食後、小雨降る庭へ出た。




5月後半なのに冬の作業スボンに長袖ジャンパー、そして毛糸の帽子が手放せない。
寒い週末である。

 

標高800mのこのエリアでも緑に覆われるようになったが、まだ咲く花も少ない。




でも裏庭の地面はこの小さなスミレに覆われ、心弾む季節になった。




この時期窓辺を飾るのはバイオレット系の花たち




「 春色ね♪」


春の象徴 ”山菜” もあちらこちらに。




ゼンマイ、タラの芽、ウド


大きくなり過ぎたもの、まだ小さいものは採らず、食べ頃であっても全部は採らずにその植物の成長のために必ず一部は残しておく。

必要以上に採らないことも、自然暮らしのマナー

もちろん、すぐに食べられないゼンマイは 採らない。
「ゼンマイは形がアートだから、見ているだけで素敵♪」




自分たちで食べる量だけを採って調理する。

今日のランチは、山菜の天ぷら。

「この"タンポポの花"の天ぷらって、どうかなぁ」
「あら、この前テレビで山菜料理として紹介してたわよ。」
「美味しくもなく、まずくもなく、 要は味がない・・・って感じだな。」

 




新緑の季節はまだ始まったばかり。

ウワミズザクラ、ミズキ、エゴ、ヤマボウシ・・・
裏庭では、これから美しい花の季節へと移っていく。

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