週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

おうちカフェのモーニング


『 おうちカフェ 』




最近、料理雑誌やネットでよく目にする言葉。

定義はよくわからなくても、「そんなおしゃれな暮らしをしてみたい」と思わせる 魅惑的な響きがある。

もっとも、おうちカフェたるものがどういうものか、そもそも 定義があるのかどうかも知らない。

でも「カフェのように少しおしゃれに」というだけなら、小屋での朝食は非日常の 『おうちカフェ・モーニング』

 

6月の終わりは、春から夏の花への移行期。




小さな花瓶にさせるような花は少ないが、この日テーブルを飾るのは赤と白のツメクサ。

週末初日の朝、ワンプレートのおうちカフェモーニング。




リーフレタスとトマトのサラダ、ウィンナー、裏庭のタイムとアサツキ入りスクランブルエッグ、バナナ、ヨーグルト、そして秋田産トマトジュース。




テラスでいただくおうちカフェモーニングは、雨の日でさえ楽しく優雅なひととき。





ワイルドストロベリーが小さな実を付ける週末2日めの朝、
おうちカフェモーニング担当は彼である。

予定メニューは彼の提案により「トマト&ベーコン・チーズのホットサンド」




昨晩は夜中の大雨で何度も目覚めた私達、今朝は目覚めからスロースタートとなる。

雨が吹き込まない場所で MORNING COFFEE & TEA 。

鳥たちのさえずりやモリアオガエルの声を聞いたり、庭の草花や緑の葉に覆われた木々を眺めてのんびり過ごす。

そのうち、朝8時のチャイムが鳴った。

朝チャイムは小屋での朝食合図。
でも、彼はちっとも朝食準備に立ち上がらない。

ならば、、、いつものようにモーニング担当は私が。

キッチンで サラダを作り、バナナをカットし、ウィンナーをボイルしていると、
「あ、ごめん、ごめん。今朝は僕の担当だったね」とキッチンにやって来た彼。

「じゃあ、チーズトーストの担当をしてくれる?」  
「いいよ。え〜と、どのチーズにしようかなぁ。チェダー? とろけるチーズ?」
冷蔵庫からチーズを取り出し、私の背後で彼は独りぶつぶつ・・・

その間私は目玉焼きを作り、お皿に盛り付けようとカウンターの方を見ると、そこには冷蔵庫から出したままのスライスチーズが二切れ。彼の姿はない。




外を見れば、カメラを持ってなにやら(多分昆虫)撮影に夢中・・・笑

チーズトースト担当って、チーズを冷蔵庫から出すだけなのかい?

まぁ、いつまでも少年のような男子にいろいろ言ったってしょうがない(笑)

チーズをパンにのせて、トースターに・・・




結局メニュー変更で、いつもと同じような朝食に。

でもテラスでいただくだけで、
それは『おうちカフェ・モーニング』

ウィンナーでもトマトでも、お好きなものをチーズトーストにのせて
オープンサンドで 召し上がれ〜♪

● 「週末の小屋暮らし」へ戻る