週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

桜とともに駆け抜けたゴールデンウィーク








ゴールデンウィーク初日の5月2日、
前回(4/18)あんなに多く残っていた雪はほぼ消えて、すっかり春の装い。

裏庭のオオヤマサクラは例年ならGW最終日にやっと咲き始める程度なのに、今年はすでに満開。
オオヤマザクラの花は少し濃いピンク、遠くからも目立ってなかなか美しい。



連休前半、彼は テントを担いで山へお出かけ。

満開のオオヤマザクラは今日が見頃。
残念ながら この美しい花を彼は見逃すことになる・・・

 


サクラは満開だが、大雪の影響もあって地面には雪がまだ残っているところもあり、足元の春はまだ始まったばかり。

スミレもまだ少ししか咲いておらず、今回小屋のテーブルを飾るのは少し地味なフキノトウ&ヨモギ。





彼が留守の連休前半、私は小屋で小鳥を眺めたり、ミニ畑の手入れをしたり、キッチンでパンを作ったり、ご近所T姉妹との食事会を楽しんだり、お出かけした山友Ko家で全粒粉パンを焼いたり、、、勝手気ままな休日を過ごす。





5月3日の夕方には裏庭のオオヤマザクラはすでに散り、小屋斜め前にある少し小さめのサクラが満開。




このサクラも明日には散ってしまいそうだ。
彼はこのサクラの花も見逃すことになるだろう。

大雪の後に訪れた暖かい春の日々、今年のサクラシーズンは駆け足である。

 





5月4日の夕方、彼が山から戻り、小屋はテントやシュラフなどでにぎやかになった。

彼は山道具の片付けをしながら、窓の雪囲いを外したり、薪の整理など小屋での春作業に勤しむ。

翌朝(5日)、久々にT家で『テラスで朝ごはん』。
今朝は山友Koさんも一緒。




森の雰囲気がある裏庭とは異なり、広々とした高原の雰囲気のT家テラス。
この時期はとても爽やかな印象である。

朝食をいだたいた後、女性陣はT家で草団子作り、そして彼は小屋に戻って外作業。
今日も各々がマイペースで過ごす休日・・・

 


5月6日、すでに周辺の桜がみな散ってしまい、付近で一番遅いサクラが満開を迎えた。
こちらのサクラは薄い花色の大きな木で、満開時に明るく輝く姿は印象深い。




このサクラ、実は今までにたった一度だけ、小屋で初めて向かえた春にお目にかかっただけ。
実に7年ぶりの再会。だからとっても貴重な「花&小屋」のコラボレーション〜♪

サクラの花はほぼ終りを迎えても、足元の春はまだまだこれから。





気温が低い日もあって花期が長いニリンソウ、今が見頃のキクザキイチゲ、そして スミレはこれからが本番。




小屋のミズバショウはまだまだ芽吹いたばかりだが、近くのミズバショウ群生地ではちょうど見頃を迎えている。

久々に訪れてみたら、何年かの間に随分株が増えていた。





そして連休の〆は彼とふたりで新緑が美しいブナの森へ。




この日も他に2人の登山者とすれ違っただけ。いつも静かな散策路である。

 


連休の後、2日間の平日をはさんで5月9日土曜日に小屋を訪れてみると、満開だった美しいサクラはすでに葉桜の様相。




風が吹くたびに名残の花がひらひらと花びらを風にのせていた。

桜シーズンの終りとともにゴールデンウィークも終わった。

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