週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

バイクのSuさん


2023年 5月最終土曜日




窓の外はキビタキのさえずりとモリアオガエルの声。

太陽が昇って陽が射し始めると、周囲の森からはハルゼミの合唱も聞こえる。
初夏になったな・・・と感じる時期。

今日は晴天予報、彼は早朝から山へ出かけた。




私は庭でワラビを少し採ったり、ヨモギを摘んだり、タンポポやオオバコなどの駆除をしながら留守番。




お昼過ぎ、遠くから近づいてくるバイク音。

普段バイクが入って来ることがないこのエリア。
「うちかな・・・?」

しばらくすると1台のバイクが前の道に入って来た。
「やっぱり!!」




やって来たのは、彼の昔のバイク仲間で、私も一緒に山歩きをしたことがあるSuさん。

「今日は一人?」
「うん、YSさんは最近趣味のバラ作りに凝っていて・・・。
今日はいたね。YSさんと一緒に寄っても、いつも留守なんだもの。」

SuさんとYSさんは時々一緒にバイクを楽しんでいる。

たまにツーリング途中で小屋に寄ってくれているようだが、
タイミングが合わずにいつも留守時のようだ。

「彼は山へ行ってるけど、もうすぐ帰って来るからお茶でも飲んで。」

「そういえば、みんなでログ組みをしていた時もハルゼミが鳴いていたよね。」
「あれって、どれくらい前になるのかな?」
「16年程前? 」
「もうそんなになる?」



2007年ログ組み中のSuさん


Suさん、YSさん、そして他の山仲間たちは、小屋建築時に大変お世話になった大切な友人たち。

小屋完成3年後にみんなで来たこともあったね。

そんな会話をしていたら、彼が山から戻ってきた。
結局彼がコーヒーを入れて、テラスでしばし歓談。




久々に会っても相変わらず気さくで話しやすいSuさん。

建築当時から随分変わった庭を眺めながら
「ここ、朝は気持ちいいだろうなぁ」とか言ってる。




YSさんのバラ園のこと、バイクのことetc1時間ほど楽しく会話。

「そろそろ行くかな。今日は会えたことをYSさんに報告しなくちゃね。」
と言いながら、またバイクに乗って走り去っていった。




今度はYSさんと一緒に泊まりに来て、爽やかな朝も楽しんでね。

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