週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

雪かき週末


ゴロゴロ ゴロゴロ・・・ドォ〜ン!ガタ ガタ ガタッ!!

大きな音の後、小屋が少し揺れた。
ベッドサイドの時計は夜中の1時半を指していた。

「雷が落ちたのかな? 家、大丈夫?寝るときは雷鳴っていなかったのに・・・」
まだ半分夢心地の中でぼんやり考えていた。

「あっ、今日は小屋に泊まっているんだっけ? ということは、今のは屋根の雪が落ちる音???」

それにしてもスゴイ音がした。
いつも雪が落ちる時に音はするが、こんな強烈なのは初めてだ。


この冬はいろいろ忙しくて、12月は一度も小屋に来ることができなかった。

1月「成人の日」の連休に久しぶりにやって来た小屋、積雪は1m程度だろうか。




去年の同時期より少なめで、ちょっと安心。

小屋に到着すると、いつものように彼がスコップ片手に道路から小屋まで通路を掘る。






そしてこれまたいつものように、きれいな通路ができあがる。

「今日は小屋のようすチェックが目的だから、泊まらずに日帰りする」

そう言っていたわりにはきちんと雪かきして、しっかり通路を作ってしまうこの性格・・・(笑)

テラスに積もった雪も落として・・・




「今年の雪は降っても昼間にとける」

ご近所さんが話していたように、とけた雪がバルコニー床からツララになって下がっていた。





結局、この日は日帰りせずに小屋でお泊り・・・

ご近所のT姉妹と一緒に小屋にあった食材とT家持参の料理で ディナー。




その夜、あの雷のようなゴロゴロ 、、、ド〜ン!


翌朝窓の外を覗いてみたら、屋根の上を滑り落ちた跡がくっきり残る大きくて硬い雪の塊が落ちていた。





積もった雪が雨でとけ、屋根の上で重くて硬い塊りとなっていたのが、夜中に落下したのだ。

大きな塊りが屋根を滑る音があのゴロゴロという響きになり、ド〜ンと落ちて小屋が揺れたわけだ。

「大きな音で目が覚めたけれど、雪が落ちて一安心ね。でもまだ少し屋根に残っているのねぇ〜。」



今朝は予報に反して、晴天。



窓際で雪景色を楽しみながら朝食をとった後、彼の朝一番のお仕事は・・・薪小屋の雪下ろし。




「いつもながら働き者ね〜!」





仕事をした後は もちろん ご褒美 !!






スノーシューを履いて 青空の下 森の中へ・・・ルンルン♪


スノーシューから戻り、午後1時、ロフトの窓際で軽めのランチ。

「シジュウカラがエサ台に来てるよ」
野鳥観察もしっかりと...




暖かい日差しの下で、反対側の屋根に張付いていた雪も無事に全部落下。

日帰り予定だった今回の「雪かき週末」は、結局1泊2日の「楽しい雪遊び休暇」 となった。

「今度はいつ小屋に来れるかな〜」

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