週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

年が明けて


青空の下、ふわっと雪化粧した美しい森の道を小屋に向かう。




毎年12月のクリスマスパーティーが年納めの小屋暮らしとなる。

年が明けた1月は天候が安定しないのもあって、2014年の小屋初めは2月に入ってからとなった。

小屋はもちろん雪の中である。
前面道路に車を停め、長靴を履いて、雪の壁を登って小屋入口へ。




テラス上の雪を除け、それから彼は道路に向かってアプローチ作り。
最後に道路から アプローチへのステップも作る。




アプローチができ、荷物を小屋に運び入れたら水道元栓を開ける。

冬の間は凍結による水道管の破損を防ぐため、小屋を閉める時には毎回水抜きをして排水口に凍結防止液を入れて帰る。

それでも蛇口付近や排水部分が少し凍っていることもあり、小屋についてすぐにトイレが使えないことも。

そんなことを聞くととても不便に思えるかもしれないが、慣れてしまえばこれも冬暮らしの一つで苦にならない。

もう一つ忘れてはいけないのが、給湯器の給排気口のチェック。




小屋の給湯器は基礎内部に置いてあり、基礎上部から給排気口が出ている。
地上から1m20cm程のところにあるので少々の雪では埋まらないが、雪の多いこの時期は要チェック。

不完全燃焼にならないように、給排気口まわりもしっかり除雪する。


水が出ることを確認したら、薪ストーブに火を入れてストーブにヤカンを置く。




そして、私は夕食準備。

今夜のメニューは ポトフ。
材料を切って厚手鍋に入れ、ストーブの上に置くだけでOK!




簡単で、おいしくて体も温まる寒い夜にピッタリの冬の定番料理。


その頃、彼は外で雪相手に奮闘中。

裏庭小屋の屋根は傾斜角度かあり、材質も鉄板系なので雪が自然落下するが、薪小屋は屋根角度が緩いため屋根上に雪がたまる。






薪小屋がつぶれないように、屋根の雪落とし・・・


小屋まわりの除雪を終え、夕食準備も整ったので、スノーシューをはいて小屋周辺をスノー散歩。




カメラで狙うのは、夕暮れの森だったり、、、




動物の足跡だったり、、、




雪上にはキツネ、テン、サル、ウサギ、リス、ネズミ、ヤマドリetc、普段は気配を感じさせない森の生きものたちの痕跡がいっぱい。

豊かな自然を感じるのはもちろんだが、野生動物たちの世界に私達人間が参加させてもらっていることを再認識する。




小高い丘の上から見えるのは凍った湖。
「いつ見ても、絶景ね♪」


翌日、窓辺でいただく遅い朝食(AM 9:15)




窓の外は灰色曇り空、今日は天気が崩れる という予報。

山歩きに出かける日はまだ真っ暗であっても早起きできる彼だが、外遊びできないこんな日は朝のスタートがとっても遅い。(笑)

一日中室内にいるのは苦手な彼、朝食が終わるとすぐ外へ。




雪の重みで折れてしまった枝を処理したり、




古い巣箱の架け替えetc、冬の間もやるべき仕事はいっぱい。

仕事を一段落させて、彼が小屋に入ってきた。

「な〜んだ、ちっとも天気が荒れてこないな〜」
窓の外を眺めてつぶやいている。

雨がすぐに降らないとなると、じっとしていられないタイプだ。
スノーシューを持って近くへ Go!

誰もいない雪原で貸切のスノーハイク。




「 ほら、ここまで登れば景色いいだろ〜!」


午後、予報どおりに雨が降り出した。

「もう外仕事できないな〜」
ということで、午後は小屋で備品メンテナンス作業。

『ゆったりと優雅な別荘ライフ』はどうも私たちには無縁のようだ。

毎年クリスマスにお世話になっているイルミネーションやクリスマスツリー
もう何年も使っているからか、所々断線している箇所も。





はんだで接続し、グルーガンで保護固定。




「これで、また来年もクリスマスを楽しめそうね!」

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