週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

塗りぬりメンテナンスDay


雨の季節の小屋




雨の中、庭の片隅にある小さな池からはうれしそうなモリアオガエルの声が聞こえてくる。

彼らは繁殖期の真っ最中、 池の辺の小枝にはすでに いくつかの白い泡の塊。




産卵を終えたのか、木陰では数匹のモリアオガエルが静かに休んでいた。

 

晴れていれば草刈や草花の手入れ、そして トレッキングなどで忙しい季節だが、雨降る日は小屋の中で過ごすことになる。

だから必然的に、この時期は小屋メンテナンスをすることが多い。

今日は以前から気になっていた窓内側板のメンテナンス。

建築後何回かワックスは塗っているが、特に西日が当たる部分の板は劣化しやすく、手触りも少しザラつく。

「この部分はワックスではなくてニスを塗ろうよ」
彼の提案により、西側の窓はニス塗りすることに。

ガラスにマスキングテープを施し、木枠や内部化粧板に水性ニスを塗る。
この窓の担当は彼だ。




ツヤ消しニスなんだけれど、しっかり重ね塗りしているので、仕上がりはちょっとテカテカ気味。

でも、取り付けてから8年経つ窓は日焼けなどで色合いに趣も出て、深い艶がそれなりにいい感じである。

ただ、水性ニスは油性よりはマシだけれど完全に乾くまでのニオイが難点。


一方 私は、西側以外の窓を同じようにマスキングし、ニスではなくワックス ぬりぬり。




使うのは『蜜ろうワックス』、
こちらは自然系でニオイはハチミツのように甘〜い。

ワックスは薄めに塗って乾いた布でふき取る。
それをいつものように2度繰り返す。(重ね塗り)

見た目はニスのような塗った感はないけれど、触ってみれば以前より少しすべすべ感が。






窓のニス塗りを終えた彼、今度は前からの宿題であるクラフトのニス塗り。

先月作成した下駄箱の仕上げである。




雨や雪でぬれた長靴なども入れるので、防水性も考えてしっかりとニスを塗る。

透明ニスは塗りムラなどを考えなくてもいいので簡単だし、塗ればきれいになるので楽しい作業。

「これで構想8年の下駄箱、完成〜!」

 

そしてもう一つ、塗りぬり作業ではないが、、、




薪小屋の上にある巣箱、なぜかフタが開いていたので、屋根の上に脚立を立てて、 フタを閉めに。

誰が開けたの?
頭がいいカラス・・・かな?

「シジュウカラの営巣はこれからはないだろうけれど、他の小動物が利用するかもしれないからね

小屋や庭を定期的にメンテナンスすることも、田舎暮らしを楽しむ ひとつのコツだね。

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