週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

春の目覚め


3月21日 春分の日、 朝から春を告げる日にふさわしい青空




先週の記録的な積雪に埋もれていた小屋とは一変し、春の気配漂う裏庭である。






先週は気配すらなかった薪小屋も姿を現し、前回軒上だった「軒下アルプス」の標高は軒下までに。

 

庭の裏を流れる小さな川




冬の間は雪に覆われて姿を消すが、暖かい日差しで目覚めたようだ。






雪解け時期は勢い良く流れる水音が小屋にいても聞こえるが、今日はゆっくり静かに流れ、少し先で雪の下へ消えていく。

 

冬眠していた小屋のクマも目覚める時。




樹上では、チチチッとおしゃべりしながら飛び交う小鳥たち。

「やっぱり、春ね・・・」

まだ雪がたくさん残る裏庭だけど、小鳥たちはそろそろカップルで新居探し。




そんな彼らのために、今年も巣箱の掃除と付け替え作業。




巣箱はワイヤーで固定するが、樹木の成長に合わせてゆるめてやることも怠らない。

木だって冬眠から覚めて成長する時期だからね。




エサ台にはヒマワリの種。

前回来たときは大雪に埋もれていたが、春になったこれからはもうそんなことも ないだろう。


週末の暖かい陽気に、見る間に雪が解けて地肌が顔を覗かせていく。




土のところにはスミレの新芽がちらほら・・・

春の気配が感じられるようになった裏庭をゆっくり歩けば、背が届く範囲はすべて食べつくされた新芽や皮をかじられた木が目に付く。




食べ物が乏しい冬、昨秋は山の実りが少なく森の生き物たちは お腹をすかせていることだろう。

彼らが心待ちにしている春がとうとうやって来る。




でも、まだまだ雪が多く残る3月の裏庭、
春の気配はあっても、新緑に覆われるのは まだもう少し先のことになりそうだ。

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