週末の小屋暮らし
cottage life at the weekend

地吹雪の日


早朝5時、ゴォ〜という音ともに小屋が少し揺れた。
小屋脇を吹き抜ける風がとても強い。

昨夜は、夕方から降り出した雪で夜半過ぎまではザ〜ッという音ともに屋根の雪が落ちていた。
その後静かになったので、天気は回復に向かうのかと小さな期待をしていた。

しかし、早朝からこの強い風である。
昨夜積もった新雪が、この強風で地吹雪となって吹き飛ばされていた。

この週末、山友京都隊2名が小屋に来ていた。
昨日は一緒に樹氷も見に行ったし、今朝は小屋でのんびり朝食を楽しむことに・・。




彼女たち持参のおいしいパンとカップシチューで、温ったかブレックファースト!


「もう食べられへんわぁ〜」というまでお腹いっぱい食べた後は、、、

やってます、やってます、恒例・雪かき!
自主的にスコップ片手にサック、サック、サック。




私と同じような体型のAさん、雪かき姿はまるで子供の雪遊びみたいでかわいい・・・(笑)




続いて少し小柄な体型のOさん登場。
ザッ、ザッ、ザッ!! 夏の薪割り同様、雪かきもパワフル!




しばらくすると除雪車がやってきた。ガ〜ッと一気に道路の雪を除けて去っていく。


雪かきが終わったら、もう小屋にじっとなんかしていられない。




こんな悪天の中でも元気にスノーシューに出発〜!!


スノーシューを終えてのんびりティータイムをしていたら、もうお片づけの時間になってしまった。

冬の小屋仕舞いは忙しい・・・
みんなでお掃除をして、持ち帰る食料や衣類&道具類を準備し、台所・洗面台・浴室・トイレの水抜きをして、窓&ドアの戸締りチェック。






そして、列車時刻にはまだ少し早いけれど、少し余裕を持って小屋を出発。

駅までの道は、スキー帰りの車で渋滞していた。

「駅の近くでお茶でも・・・」と思っていたが、その時間がなくなってしまった。
冬は時間に余裕をみておくことが大切だね。

駅舎に入ると、アナウンスが流れていた。
「ご迷惑をおかけしますが、次の列車のメドが立っていません」と。

「えっ? 強風のために、列車が走ってないの〜?」

彼女達が乗る郡山発・京都行の夜行バス出発まで、あと2時間半ぐらいだ。
いつ走るかわからない列車をここで待つには不安が残る。

「それなら、郡山駅まで送っていこう!高速が通行止になってなければいいが・・・」

高速道路はかなり強風のところもあったが、とりあえず通行止めにはなっておらず、無事彼女達を郡山駅まで送り届けた後、私達も帰路についた。

昨年も吹雪だったし、やっぱり京都隊が来るときは何もナシでは終わらないね〜」(笑)

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